いま
いま
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さっきまでやっていたディップスを目の前に、たっぷりと椅子に腰掛けながら、膝にPCを置いてこれを書いている。
とはいえ、特に書くこともない。 それでも締め切りは守らねば。 フワッと浮かぶことはいくつかあった。 例えば、書くことと孤独について考えていた。 少なくとも僕はこうやって文章を書くときは「ながら」作業ができない。普段大好きな音楽でさえ、邪魔に感じてしまう。思えばひどく孤独な作業である。とはいっても、決して辛いものではない。よく言えば、ある種のマインドフルネス状態とでもいった方が良いのかもしれない。実に心地よい時間である。 決してリラックスしている、というわけではない。例えば、柔軟をしている時間、あるいは、一枚刃でシェービングをしている時間。緊張と緩和の一線を狙って歩いている感じの心地よさだ。 とはいえ孤独は孤独。その側面について、別に自分で自分に思うことはないけれど、誰かのエッセイを読んでいるときに思い出すことがある。書き溜めてきたエッセイ集を読んでいると、「著者はこの本の文量だけ(いやそれ以上に)孤独な時間を過ごして、自分と向き合ってきたんだな」と思う。孤独に過ごしてきた時間の集積されたエッセイの重みを感じつつ、著者のなかで行われている内的活動の奥行き、世界に羨望の眼差しを向けてしまう。 小説を読んでいても思う。それこそこの前、『マチネの終わりに』を読んだときも思った。こんな作品よく書けるなぁと思いながら読んでいた。
元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n8a05a1eeeb92 公開日: 2024-04-04 18:00
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