ライオン先生

ライオン先生

ライオンはウェイトしない。

かの有名なイチローさんの名言である。似たようなことを武井壮さんも仰っていた。

聞いた当初は「まぁそうかぁ」と腹落ちしたような気になっていた。確かに、ライオンがベンチプレスするところを見たことはないし想像もつかない。 しかし、よくよく考えてみると「だから何なの?」案件な気がしてならないのだ。

・ライオンはウェイトしない ・だから、 ・人間も無理にウェイトする必要がない。

いや、この因果関係、なに?

なんで、そう言えるのか、よくよく考えると不思議な気がしませんか?まるで、さもライオンの行動原理が人間よりも優れていることを前提としているような論理に聞こえてならない。

確かに、ライオンはウェイトトレーニングをしない。 というか、ライオンは本能なるままに生きるだけで、ウェイトをするという発想がそもそも無いだけなんじゃないかと思うのだが。要は別にライオンはウェイトしないこと”選択した”わけではないと思う。

一方、我らがホモサピエンスは、かの認知革命で自己意識が強く働き、ウェイトトレーニングという新たな選択肢を持つことができた。そこで、ウェイトトレーニングを実際に行った結果、心身にとって上向きの作用が働く。こんな感じのシナリオも考えられるのではないだろうか。これが真だと言いたいわけではなく、冒頭の論理では、このシナリオを潰すことができないだろうと言いたい。

ライオンも人間も同じ動物、という前提条件の組み方は、流石に大雑把な気もする。

・・・

ちょっと切り口は変わるが、「バランス重視、ありのままでええんやで」的な匂いを漂わせる哲学は確かに耳障りが優しい。 それこそ、無理にウェイトして筋肉を備え付けるより、適切なトレーニングで必要な筋肉だけが勝手についていく方が良い、的な。 一方で、「何でそう言えるんだっけ?」という部分の確認は重要だと思う。

勿論、そういった哲学を否定しているわけではないんだけれど。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n9d112a1aeb10 公開日: 2024-03-04 18:00

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