【初富士登山レポvol.3】真夜中ドライブ
【初富士登山レポvol.3】真夜中ドライブ
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人生で初めて富士山に登った様子を少しずつ投稿中。
今回はvol.3、以前までの様子はこちらから。
https://note.com/reitsuzuki/n/nd1941a41801b
https://note.com/reitsuzuki/n/nd6951cbd93f4
今日は金曜日。なんてことない普通の平日。 いや、「明日富士登山を控えている普通の平日」か。 少しだけ心のどこかにうっすらと緊張感がある。
・・・
仕事をして、まっすぐ帰宅した。
テキパキと夕飯、お風呂、諸々の準備を済ませて、時間を見るとピッタリ22:30。よし、良い感じ。
今回の富士登山は例えるならトライアスロンみたいなものだ。
まず友達の車で富士山のふもとまで行って、
それからバスに乗りかえて5号目まで行って、
5号目から吉田ルートで登る、と。
そして友達が迎えに来る時間は、土曜日の午前2:00頃。 今は22:30。友達には申し訳ないが、この隙間時間は仮眠にあてようと思っていた。 とはいえ普段は寝ない時間。
「一旦横になるだけでも」とほんの軽い気持ちでベッドに横になってみたのが最後、目を開けると軽く2時間ほど経過していた。 そうか、その前の夜全然寝てなかったから眠かったのか。 準備しているときは、アドレナリンみたいなのが出ていたのか、たいして眠くなかったのだが。
いやそんなことより、この熟睡感よ。 2時間のうちのほぼ全ての時間、深いレベルの睡眠状態にいたのかもしれない。そのくらい、びっくりするくらい元気になっていた。 同時に、「今日は富士登山の日だ」という高揚感に包まれた。
一気に登山が楽しみになってきたぞ!
それでもこの覚醒状態をなるべく維持しなくては。 アッツアツのホットコーヒーを淹れ、友達のピックを待った。
・・・
さて、車中。
そもそも、「友達との深夜ドライブ」に楽しくない時間がこの歴史あっただろうか。もはや”いうまでもない”、って感じですが、その勝利感を、圧倒的勝利感に高めたのは音楽だった。
実は、車のなかで音楽が良い感じで楽しめるように、自宅からMarshallの小さいスピーカーを持ってきたんですよ。高い防水機能がある小さいやつで、普段はお風呂とかにも持ち運んでいるやつなんだけど。
こうして、極めてプライベートな時間が流れている空間そのものが、漆黒の高速道路をリニアモーターカーのごとく高速移動しているイリュージョンを味わうことができた。
まるで海底2万マイルの乗り物で、スペースマウンテンに乗っているような。
より、友達との何気ない空間が、かけがえないものになった。
・・・
AM3:00過ぎ頃、ふと友達が運転をしながら「あれが富士山です」と、ただの暗闇でしかない遠い前方への注意を促した。
じーっと、よく目を凝らしてみると、…なるほど!そういうことか!
確かに、本当にあたりは真っ暗で、富士山の形も正直わからないのですが、遠くにでっかい塊(おそらく山)がそびえたっているのがわかった。
しかも、その塊にカッターで不器用にジグザグと傷を付けたような、そんな傷がピカーっと光っていたのです。ハリーポッターやないか!
あの塊が富士山で、ハリーポッターのおでこの傷のような光が山道。
御来光目的の登山客とかがいらっしゃるから、山道がライトで照らされていたのです。これが本当に幻想的で綺麗だった。
光に温かさが宿っていた。 それは、「あそこに人がいるんだ」って思わせてくれたから。 都心の看板の明かりではなく、『手袋を買いに』でキツネが見た家のなかの明かり、のような。
それまでは僕と友達だけの宇宙だった。
しかし、「あそこにも別の宇宙があったのだ」と、宇宙と宇宙のパスが弾かれたような気分になって、その瞬間、今日の登山は間違いなく上手くいくと確信をした。
元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n3a14795151f0 公開日: 2023-08-28 18:00
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