土日何してるの?
土日何してるの?
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「土日何してるの?」
「休日は何してるの?」
この質問をされるのが怖い。
一番良いのは、この質問をされないこと。そのために会話をリードする。相手を楽します。相手だって、何か会話を続けるための糸口を探さねばならず、こんな質問をしているのだ。相手は悪くない。
僕は会話の最中、この質問をされないように努めている。 この質問をされたら負け、というゲームに一人で参加させられてしまっているのだ。だから、この質問は怖い。
ちなみに、いざ質問されてしまったらどうするか。
「そうですね…。最近は筋トレと、本読むのと、音楽聴くのと、ピアノ弾くくらいですね」
こんな調子で返すようにしている。 会話の糸口を探しているわけだから、何か引っかかってもらえたら、といくつかを洗い出す。
というか、そもそもなぜ、「例の質問」がそんなに怖いのか。 ゲームの敗北としたって、どんな恐怖ゆえに、ゲームの敗北を逃れたいのか。
それは、先ほどの回答に起因している。
「そうですね…。最近は筋トレと、本読むのと、音楽聴くのと、ピアノ弾くくらいですね」
ここで挙げた全て、確かに土日にやっていることではあるものの、どれも決して「土日限定で」やっていることではないのだ。
ここが個人的にはモヤモヤしてしまうのだ。正直言って僕は、平日休日問わず、ほぼ毎日同じような生活をしている。
だからこそ、土日に何をしているか?という質問に非常に答えづらいのだ。
じゃあ答えないとどうなるか?答えにくそうにしているとどうするか?
聞いている人は、僕の平日の過ごし方しか知らない仕事相手が主。
すると、その人は僕に「詰まらない人間」というレッテルを貼ることになる。
この世界、土日は平日と違うことをしている人間の方が面白いと思われるようになっているのだ。これもおかしな話だと思う。
だって、週に7日あって、そのうちの5日間は詰まらないんだろう? 人生の7分の5を詰まらない時間で消費している人間のどこが面白いのだ?
僕は、やりたいことがあれば、絶対に土日に待たない。 見たいドラマがあるなら徹夜してでも見るし、友達の家に泊まりに行くし、飲みに行くし。。。最悪休んだって良いじゃないか、とすら思う。
というか、土日にしかできないような「大きな何か」が本当にあったとしても、それは特別なイベントごとに過ぎないのではないか?
「土日は何してるの?」という質問はカッコ書きで(普段の)土曜日、ということであろうから、大きくて特別なたまにあるイベントごとへの参加や体験は、回答にならない。
例えば、僕は今年のある土曜日、富士山に登ったが、このことは話していない。「土日に何するの?」の回答としては間違っているから。 だって、富士登山なんて、僕が人生で初めてやったことだし、この先また富士山に登るかどうかはわからない。そのくらい単発のイベントは、「土日に何するか」という質問の回答にはなり得ないのだ。
補足: 毎週登山に行く、みたいな趣味の人は、週休の土日にしか行けないのか。 キャンプに行くとか、サーフィンするとか。 アウトドア系の趣味の人であれば、結構この質問でもやっていけるのかもしれない。
元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/nb1adf0c11963 公開日: 2023-10-30 18:00
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