富士山は近くで見ると汚い、だから富士山は本当は汚いんだ。という論理について。

富士山は近くで見ると汚い、だから富士山は本当は汚いんだ。という論理について。

image ** 遠くで見る富士山もまた富士山でしょう、と思ったって話。

https://note.com/tsukasa_ichinose/m/m9427bf6d581d

これは日本人の特徴なのでしょうか。 なんだか接近戦での美しさにこだわりすぎる気がする。 人口密度が高いから? 毛穴とか、異常に気にしません? 海外の女性とかって、そこまで気にしてなくない?みたいなこと多い気がする。

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なんでそんなことを思ったかって、僕の好きなファッションの話なんですが。 英国では、 ・遠くから見たら素晴らしい着こなしで ・近くで見るとシャツの裾の擦り切れや、ジャケットの補修が目に付く そんな着こなしが、上流階級の一つの証だ、みたいな話を聞いたのです。

英国の上流階級な方々が着る服は上質な素材に、丈夫な縫製、そして普遍的なデザインであると。 だから、服も受け継ぐんですね。 多少の擦り切れなどあっても補修すれば全然「着れる」のです。 誕生したときのモノそのものが素晴らしいので、多少の色褪せなどは全て美しいエイジングとしてまた新たな輝きを持ち始めるのです。 チャールズ皇太子がツギハギだらけのコートだったかバブアーだったかを着ていた話は有名です。 まさに「Buy once, Buy well(一度きり、いいものを買え)」という言葉の通り。

この哲学に僕は非常に共感を寄せます。 だから、ラコステのポロシャツはこの先何十年も着ていたい。 英国ブランドのアクアスキュータムのシャツ、1着だけ持ってますが、これなんかもずっと付き合っていきたいなと思う。 ネイビーのラコステは色褪せても着続ける。 また全く同じネイビーを買い足すかもしれないけど、綺麗な色のものはスラックスに合わせ、褪せてきたものはデニムに合わせるみたいなことができたら良いじゃない。 アクアスキュータムのシャツも、多少の擦り切れなどが出てきたら補修するんだ。 直して直して、着続ける。

でもね、デザインは普遍的だし、素材が元々上質なのは変わらないから、ピシッとアイロン当てて綺麗に着れば、いつになったって美しい着こなしができます。 なんなら、体に馴染む形でより自分に合った服になっていることでしょう。 遠くから見て、「素敵な着こなしだな」と思われて当然なんです。

長く使った方が良い、だから長く使う、という話ではなく、 そもそも長く使ったものがかっこいいから、長く使う、という話でした。

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PS: 「良いものというのは、長く使えるから多少高くてもお得。」論について。 これは正直言って間違いだと思う。 そうではなくて、「一緒に歳を取ることができる」という楽しみ方がそこに付随されているというだけなんだと思う。 流行り物だったり、素材や縫製がしっかりしていなかったりすると、エイジングを待たずして、着れなくなってしまう、ただそれだけなんだと思う。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/na2c69c40ea9b 公開日: 2022-09-28 17:00

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