急な用事
急な用事
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「おはようございます。」
「おはようございます!」
「今日ってmtgどのくらい入ってます?」
「(Google Calendar見ればわかるのに)あ、一応こんな感じですね。14:00と15:00と17:00から内部の方とありますね〜」
p波はここから始まっていた。 オンラインで招待を送ってこない、つまりお願いのサイズとして大きくて頼みにくい何かであるのだ。
「なるほどですね…、あの…」
「はい」
「今から九十九里行ってもらえませんか?」
「え、あぁはい!いいですよ、ぜんぜん」
ぜんぜん、がついてるあたり、決してぜんぜんではない。その後押し寄せてくるS波。
僕はまず小さく歓喜した。 その後に小さく絶望した。 それからやや切迫した数十分を過ごし、いまは各駅停車の京葉線に揺られている。
月曜日特有のこのモヤモヤした気分。これは非常に漠然としたものなのだとこの年になってようやくわかった。「何をやればいいかわからない」とか口をついて出るのは、そこは決して本質ではない。タスクを細切れにしたところで何か落ち着かないのだ。その感覚がわからない人はバンジージャンプとか飛んでみたらいいと思う。飛ぶだけなのに色んな感情が押し寄せてきてそう簡単に自分を飛ばせようとしないのがわかると思う。
そんなモヤモヤを我々は何となくやり過ごす術を身につけていると思う。ちなみに僕は早めに起きてゆっくりと朝を過ごす。 昨日録画しておいたTBSの『世界遺産』を流す。 テレビを端を両手で押さえて顔をその中にうずめるかのように、新ナビゲーターを務める鈴木亮平さんの屋久島探索に必死に浸った。
計算され尽くしたパーフェクトな朝を過ごした僕は、今日を過ごす生気を多少なりとも獲得していた。
その矢先での突如とした九十九里出張。狼狽えないわけないだろう。でも楽しかった、良かった。ちょっと普段より疲れたけど
元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n59cbfb0bb800 公開日: 2024-04-10 18:00
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