数千年前に夢見た数千年先の"今"に夢はあるか

数千年前に夢見た数千年先の"今"に夢はあるか

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数千年前、僕と貴方の絵を削り込んだ壁画。「永遠に」を夢見た二人が書き残したように見える。はい、残ってますよと答え合わせができる今、どこに夢を見出そうかと年末に考えてみた話。

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■ 今日聴いた曲 マイルス・デイヴィス「’Round About Midnight」

https://open.spotify.com/album/4VUawqEDCHHfrUe77ScQ2K?si=3TqFWmF3RKeRCKKd8Hn_Kw

今、日曜の22:26。凄く気持ちが良い。

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*現在mediumからnoteへの移行中につき、記事の全文を無料公開しています。なお、こちらの記事は2021年12月31日に書かれたものです。

本当の寒さは自分の内側から来ているのではないか。 そう思うほど、何を纏っていても関係なく、世界と裸で向かい合っているような感覚。

そんな深夜の遅い時間に帰ってきた昨日の夜でした。 年末年始のお休みに入って初めて、休みらしい休みを過ごした1日だった気がします。たくさん寝ました。

今、お菓子食べながら自分で淹れたコーヒーを飲んでいて、レコード大賞が決まりました。 MISIAさんの演奏にいまだ揺さぶられながら、明日の投稿文を書く。

↑のような前文、前説的なことは、これからも書いておきたいと思う。 数十年先の自分は、きっと今とは違う場所に行きて、違う人と付き合って、違う生活をしているでしょう。 だから、今ある”普段”を自分の言葉で書き残しておく価値は確かにある、と思ってます。

さて、僕がほぼ必ず毎週見るテレビ番組の一つが、TBSの『世界遺産』。 数千年前以上も前に書かれた、男と女の壁画を見て、僕はj-popでよく見る歌詞、 ・明日も明後日も明明後日も ・何十年何百年何千年 的なものを思い出していました。

数千年前、あの壁画に描いたのは、自分達がいたこと、貴方を愛していたこと、だったのでしょうか。 風化しにくい洞窟の中に刻み込んでおくのはナイスアイデアです。 僕たちが小学生だった頃にノートに書いていた「相合傘」みたいなものでしょうか。

壁画に描いた人は「何千年先」を思いながら書いたんじゃないかと思うと愛おしい。

そして今が、その何千年先の未来なんですよね。 彼らの夢を、僕たちは確かに”答え合わせ”することができます。 まさに「夢じゃなかった」という話なんですが、この事実を含め、昨今の色んな「解明」に対して、寂しさを感じている人が一定数いるように見受けられます。

要は、これまで夢だったものが夢じゃなくなった、的な。塗りシロじゃないけれど、夢と思える余白、「夢シロ」が無くなっているのではないかと。

僕は違うと思います。

そもそも、かつて夢だったものを夢と思っているうちは、本当に夢を見ていると言えるのか、僕は疑問に思うところがあるからです。 問いに変わる前、問いとして認識される前、そこがそもそも「夢の世界」だと思っているからです。 見える宇宙の範囲は夢じゃないと思っている、みたいな感覚と言いましょうか。

歴史について、 ①前世代の夢を解き明かし、 ②新しい夢を次世代に引き渡すこと、みたいに極端ですが見ることができるのかもしれません。「前世代の夢で食わせてもらいながら、次世代の夢を作って食わす」的な感じにも見えてくる。

だから、「色々わかっちゃって時代は詰まらなくなった」と軽く言ってしまうことが、些か投げやりに思えてしまうのです。

さて、壁画の話に戻るけども。 最低限の保存状態を気にしておけば、僕と貴方がいたこと、愛し合っていたことは、相当長い期間、記録しておけると思う、本当に。

その世界線で僕たちは何を夢と思えるのでしょう。 まず、僕が注目しているのは言葉と言葉の間。

人が布団をかぶって眠りにつくまでの間の時間に興味があるのは多分そのせい。 布団に入ってから、眠りにつくまでの間は、一切の活動を停止しようとしている状態で、限りなく睡眠状態に近いが、確かに起きている。

君の名はで言うところの”黄昏時”っぽい部分を探しているのかもしれません。

例えば、丸太を横切りして、AとBとする。 じゃあ、A+B→元の木になるか、というとそうではない。 木の屑はボロボロ落ちてるし、そもそも切ってしまった木を完璧に復元することはできない。

その木の屑を手で寄せて眺める、あるいは、AとBで分けて語られてきたものを敢えて一緒くたにして、全体としてそれを眺めてみる。 そんなことをよくしているのは、そんなところに次の「わからない」を見つけてみたいのかもしれません。変な話。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n17a1cfd7ef33 公開日: 2022-04-03 22:34

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