根っこトレイン

根っこトレイン

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東京メトロのなかで好きなのは半蔵門線。 この前乗った半蔵門線がお洒落だったなぁと振り返った文章。

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■ 今日聴いた曲 ジョー・パス「For Django」

https://open.spotify.com/album/52hlifh2FGBhx4BQVl2OJD?si=c2NPLKhTQwu4A9sIpKYdAQ

この前、ジャズバーで流れていた。 もう一度聞いてみたけれど、やっぱりかっこいいなぁ。

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*現在mediumからnoteへの移行中につき、記事の全文を無料公開しています。なお、こちらの記事は2022年1月25日に書かれたものです。

東京メトロ、全てに乗り倒したわけではないけれど、半蔵門線が個人的には暫定一位。 まずスピードが速い気がして、爽快感がある。

次いで、たまにしか乗らないけれど、車両のデザインがかっこいいと思う。 この前なんか、「木」をテーマにした内装でしたよ。

床は2パターンの木目。 座席は鮮やかな緑。

なるほど、緑の葉で包まれた大きな木の枝に腰掛けてる感じか。

僕は吊革を掴んで立っているけれど、これは上の木に捕まりながら、枝の上でゆらゆらしているのか。 心地よいスピード感で聞こえてくる走行音は、葉が互いに風によって擦れた音、的な。

そう思うと、非常に遊び心あるデザインだなぁと思う。 ちなみに、綺麗な三角。 スイカバーのような二等辺三角形で、これも木っぽいデザインだなぁと。

列車間のドアも木目調だった気がする。

というか、そもそも「陽の光の差さない地下に植物をテーマにした内装がある」というのが狙いか。 僕は半蔵門線を使う頻度は少ないけれど、それでも乗った瞬間に確かな心地よさがありました。

それは、この木の内装のせいだったかもしれない。 地下鉄はやはりトンネル感、閉塞感が強い、心なしか地上を走る列車より緊張感が走るような気もする。 だからこそ、木。

木の枝に腰掛けている、そんな幻想が、知らず知らずのうちに感じていた精神的不安を心地よく取り除いてくれているのかもしれません。 すると、列車が動いているのではなくて、風が吹いているのかもしれないと思った。 目を閉じて耳を澄ます、ますますそんな気もしてきた。 木は止まって、優しく風をいなしている。 いや、逆に木が動いてると考えてみたら?ハウル的に。

それはそれでイリュージョンだぞ。 トトロの猫バスに乗ってるような気分になる。 やっぱり違う。 この列車は、根っこを進んでいる”水”に喩えられるのではないか、と思った。

床の2パターンの木目は、人が座るところと、歩ける通路で分かれていて、1つは進行方向に向かって、スーッと綺麗な木目が走っている。 僕たち乗客は水であり養分だ。 養分がそれぞれの枝葉に行き渡るように、僕たちは然るべき駅で降りて、何かしらの生産活動に勤しむ。

そうか、これは根っこトレインだ。 地下にあるワンダー、また乗りたいです。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n08b000b42fa6 公開日: 2022-04-10 14:29

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