物持ちが良いねと言われるけれど、なんだかピンとこないから整理してみた。
物持ちが良いねと言われるけれど、なんだかピンとこないから整理してみた。
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長く使っているモノを所有してるからといって、物持ちが良いとなるのか?なぜ自分がピンとこないのか、そのモヤモヤについて紐解いてみた。
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■ 今日聴いた曲 サカナクション「月の椀」
https://open.spotify.com/track/5GVb3tUNjK3xirJfVi8p6v?si=20c8019292394d02
僕、ネプトゥーヌスが1番ってくらいサカナクションのなかでは好きで。 少し似てる気がしました。
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*現在mediumからnoteへの移行中につき、記事の全文を無料公開しています。なお、こちらの記事は2021年12月29日に書かれたものです。
久しぶりにビビッとくる言葉に出会った。
『美しいものが美しいのではない。美しく使われているものが、美しいのだ。』
書籍『MAINTENANCE MARK POWOR』の帯に書かれていたコピーである。ここに、強い共感性を寄せた。
そして、最近ピンと来ていなかったある考え事を紐解く糸口になる確信があった。 興奮冷めやらぬうちに諸々を整理してしまおうと意気込んでいるのが、この文章。
僕は「物持ちが良いね」と言われることが多い。 確かに、一つのものを少なくとも周りの友人よりかは長く使っている傾向にはあると思います。
例えば、筆箱。 ずっと使っている土屋鞄のロールペンケース。 上質なオイルヌメ革を採用しているので、使っていくごとに自分の手に馴染んでいく。 そして、鈍くて力強い光沢を徐々に帯びてくる。
ただ僕としては、そもそも「長く使った方がカッコ良くなるもの」を買っているんですよね。 だから物持ちが良いと言われることがいまいちピンと来ない。 というのも、「物持ちが良い」という言葉は、自分の先天的な個性を評しているように聞こえるのです。
まるで「そういう人なんだね」、と言わんばかりに。
ただ、僕は「長く使うほど良くなるもの」を買っているだけであって。 長く使うのは当たり前というか。なぜもう捨てる?と思うというか。 ここはきちんと整理しておきたい。
「なぜ物を長く使っているのか」
この問いに対する答えが ・「みんなからの評価」と ・「僕の思うこと」で違うのです。
物持ちが良いから、と自分の性質的なところを理由によくされるけれど、 本当は、というか僕の認識では、「そういう物だから」であるからなのです。
起こっている現象に対する理解のズレが自他で生じている、だからピンと来なかったのだろう、と思います。
じゃあ、仮にもし、僕が物持ちが良いとしよう。 そして物持ちの良さが、僕の先天的な何かを評している言葉だとしよう。 さすれば、僕は何でもかんでも長く使っている人、となってしまい、やはりそう考えても僕は決して物持ちがいいわけではないのだと言い切れる。
だって僕は、何でもかんでも使い古しているわけではないから。 それこそ、清潔感があまりにも損なわれていくものみたいなものは定期的に買い替えてやるべきだと思う。
モノには寿命があると思う。 ただ、その寿命を決めるのは誰か、という問題がある。 その点、ミニマリスト的な思考だと、人間はモノに対して死神的な立場をとることが多い気がする。
美しさとは、”ある”のではなく、帯びてくるのだと思います。 正確にいえば、もともと備わっているものが帯びてくるんだと思います。 それでもいつかお別れするときが来るかもしれない。 そう、皆んないつか捨てるものを買っているのです。 じゃあ買わなきゃいいじゃん、と考えることはできません。
どうせ出るものを口から入れていたとしても、入れなかったら死んでしまいますから。 だから今が愛おしいのです。僕が手入れをして物に接する行為は、その気持ちをモノに対して表現しているだけなのです。 結果、モノはみるみる美しくなっていく。捨てる理由なんてどこにもありません。
そんな物を着て、履いて、身につけて今日も生きている。 「それだけで良いじゃないか」と思えるような気分は、心にすーっと風が入ってくるような爽快感をくれるので好き。
元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n13494b1ac1c0 公開日: 2022-04-03 22:13
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