言葉の長所と短所

言葉の長所と短所

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言葉が持つ意味について、 ・目的的なものと ・手段的なもの、という軸で切ってみる。 こうして見えてくる「言葉の長所と短所」について考えてみました。

言葉の長所

色んな行為をコミュニケーションを手段としてみると、言葉がなぜ優れているか見えてくると思う。

例えばアイコンタクトだったり仕草だったり。 言葉じゃない方法で十分に情報のやり取りをしている。 セックスもそう。言葉なんかなくたって、擦り寄って情報の交換ができる。

こうみると、やはり言葉というのは”効率的”なんだろうなと思う。 効率的、というのは、他の伝達手段と比べて伝えられる人数が多く、それでいて空間や時間の制約が小さいということ。

言い換えれば、言葉というのは伝え手にとって「伝えやすい」んだと思う。

一方で、この長所だけでは弱い気もする。 なぜなら、受け手に「伝わりやすい」手段は他にもあると思うから。 動画とか音楽とか?テクノロジーも発展して、それらが空間と時間を超えて伝えやすくなっているし。

ここで、問うべき。 言葉にしかできないことは何か、と。

言葉の短所

そんな言葉にも短所はある。 良くも悪くも、言葉というのは、それを発した瞬間に意味の輪郭ができる。 「そうであるもの」「そうでないもの」をきれいに切り分ける。 「犬」といえばその意味・定義が決まってくる。僕は犬じゃない。

だから新聞は、「政治欄」「スポーツ欄」と切り分けられる。 これは言葉を使って人が考えた結果の話。 決して世界がもともとテーマごとに分かれていたわけではありません。

ほんとは世界は一本の綱のように繋がっている。 世界を見やすいように綱を切ってみると確かにわかりやすい。 けれど、それはホントの世界ではない、ということもできる。

人体で考えてみれば、僕の体をきれいに切り分けたものを母に差し出して、これは僕ですか?と聴いてみても、それは僕ではないと答えるように。

これを、言葉が持つ「伝えやすさ」の代償=短所、としてみることができるでしょう。

短所に目を凝らす

上で申したように、言葉には切断機能がある。 ただね、ここが言葉の面白いところですが、 「切ること」は「繋げること」でもあると思うのです。

それこそ世界を一本の綱で例えれば、 確かに、切ったところは切れているが、切ったところ以外は繋げて捉えているわけですよね。

さらに言えば、 繋がるはずのないものを言葉が繋げることもできる。 **一本の綱の途中と途中をくっつけてみることができるのです。 **言葉は殺すことだけじゃなくて生むこともできる。

その意味で僕は生きた言葉を書き残したい。

『これはこうです。その下には、これとこの要素がぶら下がっていて…』

みたいな、意味の輪郭を丁寧に桂(かつら)剥きするような感じの、 悪い意味での説明的で役立つ文章はあまり書きたくない。 仕事だけで十分。

言葉は言葉である

まとめ。 冒頭で言葉の持つ意味を2タイプに切り分けてみました。 そういったところで、じゃあ「この言葉はこっち、あの言葉はあっち」というように2種類の言葉あるかというとそんなことはなくて。 どのレベルにおけるどの言葉にも全ての意味を兼ね備えているのです。

その意味で、結局言葉は言葉なんだなぁと思うのです。

別の言い方をすれば、 手段的な意味を突き詰める、すなわち、本当に届く言葉を磨くと、結局は「この人がこの人に言うから届く言葉」になり、それは言葉としての言葉遣い(目的的な意味の考え方)に限りなく近づく。

逆もまた然り。

言葉としての言葉遣いを突き詰めると、それは必ずや誰かに刺さるものになると思う。

なんだか、一周して元の場所に戻ってきた感じ。

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元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n35909ddd0819 公開日: 2022-05-12 17:00

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