読書論(フードファイトとお食事の違い)
読書論(フードファイトとお食事の違い)
昔大好きだった読書をまた好きになり始めている、という記事をこの前に書いた。今日はその続き。
https://note.com/reitsuzuki/n/nfda838e4f671
あれだけ読書が好きだった自分が、本から離れてしまった原因。 それが最近になってようやくわかった。
まず、読書のは大きく2パターンあって、それが「フードファイト的な読書」と「お食事的な読書」。 子供の頃はお食事的に読書を楽しんでいたのだが、受験やビジネス本に囲まれてフードファイトを求められてきた(あるいは自分に強いてきた)結果、それに嫌気がさした、という経緯なのですが。
要は、僕はあくまでもフードファイト的な「読書」が嫌いだったのであって、本そのものが嫌いになったのではなかったのです。 「読み方」と、「本そのもの」をごっちゃにしていたのだと最近になって気づいた。
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こうなってくるとまた面白いもので、最近またビジネス本とやらを買って読んでみようかな、という気になり、早速すでに何冊かポチっている。 過去に読んできたやつも読み返すつもり。 この現象は、要するに「スポーツ」と割り切って読むことができるから、それはそれとして面白そうなのである。 これは短時間で、より効率的に頭という胃袋に知識やらを詰め込んでいくスポーツですよ。 IT社長なんて、もはやジャイアント白田さんですからね。 あれはあれで「強いな」と思う。どこか可哀想に見えてしまう部分もあるにはあるが。
だから、「目次から全体を理解する」「あとがきから」「線をこのように引きながら」「1回目は軽く目を通して、2回目は…」なんていうTIPSを駆使しながら、ゲーム感覚で本と付き合ってみたいなと思う。スピードキューブですね。
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スポーツ的な読書と、お食事的な読書。 これは、1つの本に対して2つの読み方ができる、という話ではなくて、大抵がどちらかの読み方を想定して書き手は執筆活動をしている。
たとえば、「スポーツ読書」を想定したものは、 基本的にはウィダー、10秒めし的な感じで、「食べやすさ」を第一に考えて、早い、安い、うまい!みたいな文章を作っているんですよ。
対して、お食事読書を想定した文章は、まさに創作料理。 なんなら、最初は器から楽しむ、じゃないけど、装丁を味わうところから入る方だっていることでしょう。
そういや、そんな雑誌が最近出てたのを書店で見た。 村上春樹さんの装丁へのこだわり、みたいな
その点で、スポーツ感覚で読書をする人間から、「これ食べにくいんだけど」という言葉はお門違いな気がする。 そらそうだ。ウィダーのようにちゅうちゅう吸えると思っていたら、目の前にナイフとフォークと創作料理が出されたら面倒だと思うことでしょう。
ただ、創作料理は「味」や「食事体験」が大切であろう。 そこに対する批判は全て受け止めなければならない。
僕は、とてつもなく美味しい料理を作りたい、そんな気持ちで文章を書いている。 一流シェフのような作家になりたいと思っている。
元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/ne9a907264bda 公開日: 2023-09-01 18:00
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