【人生初】占いに行った。(後編)

(前編はこちら

千葉スペシャルがやっていなかった。

閉店が一瞬過ぎったが、千葉スペシャルを体験した感想のポストをXでも確認できたので違う。明らかに、今日は土日限定の地方特産品バザール感があるから、今日はお休みだったのだろう。

まぁ、そんなもんか。傷つくことのない裏切りが僕の緊張をほぐした。

東京交通会館の一階は非常に混んでいた。

エレベーター、あるいはエスカレーターを探していると、ものすごく大きな壁画と共に、幅広な階段が僕を出迎えていた。

ちぎり絵、みたいな感じ、でもそのパーツが色のついた石みたいなやつ、みたいな感じの絵。非常にパワーがあった。雄大な自然を拝むような感じで、僕はその絵に惹きつけられるようにして、階段で上に上がることにした。

2Fは驚くほど静かだった。

売上が立ってるのかすら不安なテナントのなか、奥の方に占いの店舗があった。

まずは用事を済ませよう。僕はさらに上の階へと行った。

一旦トイレに寄ることにした。

手を洗って、ハンカチで手を拭きながら、緊張している自分の顔と対峙する。

ふと、Suitの第一話、マイクが麻薬運びのためにホテルの部屋に向かっている、あのシーンを思い出して、心の中で「You can do this」と言ってみた。

別に僕の心には何も起こらなかった。

結局、アポは驚くほどうまくいった。いや、人生そんなものだ。

緊張して準備を周到にしておいたときほど、呆気なく回ってしまうものだ。

自分、well doneだ。

終わったのが14:30。この喜び、どうにもできない。

なんかわからないが、帰り際、行きに確認していた占いにふらっと入ってしまった。

そして、おばあちゃんみたいな人に色々見てもらったとさ。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n8b9abfcd5468
公開日: 2024-03-21 18:00