ミスタードーナツ最高。

最近、その地その地で衝動的に喫茶店を探してしまう病にかかっている。

その日の土曜日も、向かう電車のなかで喫茶店を調べていた。

しかし、その街に良さげな喫茶店は見当たらなかった。

なんてことない事実、ただ、そんな事実1つで簡単に落胆してしまうのも、この病の1つの特徴だ。

仕方ない。ミスドに行くか。

久しぶりのミスタードーナッツに行くことにした。

まぁ、ミスドは朝に限る(と勝手に思っている。だってきっと朝、店舗で作っているでしょう?)。気を取り直して、ミスドに向かった。

久しぶりのミスドでは、トレーがガラスケースの中に入っていた。

アフターコロナの面影を残した店内だ。

オールドファッションハニーとコーヒーで500円いかないくらい。

スタバ1杯分と思えば、時間潰しには非常に良い。

朝にミスタードーナッツ。非常に懐かしい空気感のなかで、コーヒーを飲みながらKindleで人間失格を開く。最近また読み返しているのだ。

どことなく、人間失格を読むと心が落ち着く。

なんでか考えてみたが、多分、ちょっとだけ主人公に似た節を感じているからだと思う。

確かに、太宰治って別にカッコ良くはないけれど、カッコ悪いわけでもない。バレンタイン100個もらったとか、運動会になれば隣町からみにくる人がいたとか、そんな伝説的なモテエピソードはなくとも、恋愛もそこそこしてきている。

僕もそんな感じだ。

確かに僕の方が彼に比べると頭は良くないけれど、そんな僕も小学校の頃、すでに終わった算数のプリントを出すのが恥ずかしくて、わざと遅らせたりしていたこともあった。(もう終わったの?すごいね、と静かな教室で言われるのが耐えられなかった)。

決して極端なエピソードトークにもならないという意味で普段は喋ることもない(もはや薄っすら忘れかけているような記憶)を、丁寧にひけらかしてくれていると、「確かにそうだったかも」という連続で、安堵を感じていくのかもしれない。

いい時間を過ごさせてもらった。やっぱりミスド最高。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n9c332a657242
公開日: 2024-06-11 18:00