10年ぶりの日焼け止め。

僕は生来、色白な方だと思う。
そういえば、子供の頃はお母さんがよく塗ってくれていた。
だから、ってことでもないと思うが、その点は母親似だったのだろう。

ただ、僕は日焼け止めが好きじゃなかった。
親が塗るような年齢を過ぎれば、僕は紫外線のままに浴びまくっていた。
いくつか理由がある。
まず、体も細かったので色白だと弱々しく見える。
あとは、そもそも肌が弱いので、塗って変に乾燥するのとかが嫌で。
跡も目立つ感じがするし。
これは最近の理由だが、酔っ払ったときに顔が赤らむのがわかりやすい。

マイナスな理由ばかりなので少しプラスな理由を言うと、
クラシックファッションを志してから、シチリア島とかの日焼けしたイタリア人をカッコよく思うようになって、その憧れもある。
日本人でもクラシックファッションを志す人で日焼けをしている人は多い。

そんなこんなで、今ではだいぶ、ベースの色が濃くなってきたと思う、昔に比べたら。
そんな自分が日焼け止めを塗り始めた話。

まずね、「老ける」ということを嫌に思うようになった。
こんな理由、今までは書けなかったかもしれない。勇気を出してみた。
昔は気にしなかった「老ける」ということへの抵抗をしたくなり始めたのですよ。anti-エイジングですよ。

この前、佐久間さんが爆笑問題さんとYoutubeで共演していた。
その裏エピソードなるものを彼のオールナイトニッポンで話してると言うので、調べて聞いてみたところ、オープニングトークかなんかで、「日焼けが一番老化を進める」とメイクさんが喋っていたことを話していた。
これまでの自分であれば、普通に聞き流していた。
聞きたい話はあくまでもYoutubeのことだし。
ただ、今の自分のどこかに「老ける」ことへの抵抗がきっとどこかにあったのだろう。
シンプルにふと、「日焼け止め塗ってみようかな」と思った。

しかし、僕にはいくつか整理しないといけないことがある。

まず、弱々しくみえる問題はどうだ?
これは、筋トレやコミュニケーションで解決できるのでは、と考えたのです。
体の線が細く、更には内気で家でゲームしかしていないような雰囲気を出していたら、輪をかけて肌が白いと弱々しく見えてしまうかもしれませんが、そのとき、弱々しく見えてしまう全ての原因が肌の色ではないことは確か。

あと、イタリア人への憧れ問題はどうだ?
これはクラシックファッションを志してる他の人にもちょこちょこ思っていたことなんですが、「真似は二流」だと思うんですよね。
僕らは日本人顔でイタリア人顔ではないし、そもそもの造形を無視して、日焼けだけしても、少し近づくだけで、それがかっこいいか?となると、奇妙なものが出来上がってしまうだけかもしれない。

彼らと同等のかっこよさや色気を獲得する方法論が、彼らと同じわけがないのです。持ってるものが違うのだから。それは自分たちを僻んでいるのではなく、彼らにはない別のいいところが自分たちにはあって、それを生かした、クラシックの提案を極東の島国ができたら、それはべらぼうにクールな人間が出来上がると思うのです。

さっき、マイルスデイヴィスのクールの誕生(映画)をもう一度、見返していたけど、やっぱりマイルスはかっこいい。
それでも、僕は僕の中で結果としての彼を再現することはできない。

彼は「かっこいい」が、「かっこいい」は重要ではない。
彼が「どう」カッコよくなったか、その「どう」が大事なのである。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n0ed31617627f
公開日: 2023-06-28 18:00